超実験 醜き若者達への詩

・待ち人来ぬ為に 
僕はこの小さな喫茶店で肺を汚し続ける 
近い未来に医者に言われる、事が頭に浮かぶ 
しかし、ただ今を。
辛く辛い日々 
朝日は優しくなく 
夜の暗闇は孤独を助長させる 
いつか、明るい朝陽が刺さん事を祈って 

煙草をポッポポッポとふか吸しながら 
気持ちは何時でもジャンギャバン 
真夏に不似合いにレインコートの襟立てて、タンタタンタとがに股歩き 
今日も現ナマ探して夜の町 。
我おもふ 
認められての人生か 
しかし、認めてくれる人少なく 
これでは山谷の車道に酒気帯倒れる翁達と我なにも違わず 
ただ、我願う 
我らにもっと光をと 
光なき道進ませられる権利誰が持とうか。 

君恋し唇褪せねど 
刺しては引いての恋煩い 
我未熟な人にて 
日々の怠惰に苦しめられど 
いつか安息の地にて君と愛しあいたし終わらぬ衝動、今日も安眠を奪う。 

Frank Dazai作品集

生前、彼の書いた主にショートショート、短編、また彼のライフスタイル等を掲載しております。 お時間があるとき、コーヒー片手にタバコを口許にお読み下さい。 お時間はとらせません。

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