わからず屋のメトロポリスの夢うつつ


忘れじのlast scene

何時だって今は昔だよ

太陽が上がり沈む

君は一杯のコーヒーで目覚め

一杯のジャスミンティーで眠る

夢の中でも君は薄情だ、アフリカで餓死する子供の夢もみない。
しかし、責めはしないさ、とても疲れてるんだ。
ジャスミンの香りなしでは、寝付けないほどに。

窓の外では、パトカーのサイレンが光る。
今日も近くの誰かが不幸になった。
そんな町の中で夢心地に赤く光るサイレンは脳を照らす。

騒がしいかなメトロポリス、煩すぎかな超現代社会。

そして、君は草原の夢をみる。遠くに彼女が立っている、白いワンピースを着て。

忘れ時の人、今宵も君を責め立てる。変えようのない過去、
それは未だに君を責め立てる。

ある意味、君は戦士だ過去と戦い今を葛藤する。
君には休みが必要だ。

ところで今日はどんな日だった?


Frank Dazai作品集

生前、彼の書いた主にショートショート、短編、また彼のライフスタイル等を掲載しております。 お時間があるとき、コーヒー片手にタバコを口許にお読み下さい。 お時間はとらせません。

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